品質への取り組み
SQF認証の取得
米国の食品マーケティング協会が管理する品質管理の認証規格「SQF」を取得しています。安全で高品質なお肉を提供することで社会に貢献してまいりたいと考えています。
ISO22000認証の取得
食品の生産から消費者に届くまでのすべての段階における食の安全を守るための仕組み「ISO22000」を取得しています。より安全性の高い衛生管理で商品を取り扱っています。
設備案内
東京食肉市場の併設工場として
安全で安心な食肉を提供しています
東京食肉市場に併設している小川グループの工場は、耐腐食性にすぐれたオールステンレス製の設備を採用しており、空調や殺菌設備も完備しているため、作業工程のすべてが衛生的に管理されています。加工を終えた食肉をそのまま真空包装できる一貫した作業体制も、より衛生的な環境を実現する一因となっています。
最新設備を導入し、良質なお肉をスピーディに提供しています。
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1. セリ場
半身に処理した「枝肉」と呼ばれる状態で買い付けします。目利き力にすぐれた職人が生産者や種別、格付けなどの情報も考慮して一頭ずつセリ落とします。
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2. 荷捌冷蔵庫
せり落とした枝肉は、加工処理までの間、室温を0度に保った大型冷蔵庫で保存します。セリ場からの運搬には最新の自動搬入システムを使っています。
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3. 大分割・除骨
「前処理室」と呼ばれる部屋で、肩、モモ、ロース、バラと枝肉を大きく4分割し、不要な骨を取り除く処理を施します。枝肉は大きいため、リフトに吊るしたままカットします。
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4. 脂肪整形・小分割
分割した肉から余分な脂肪を除去し、それぞれのお客さまからのオーダーに合わせ、商品として整形します(スペシャルカット)。カット作業は2列のコンベアに配置された職人の手で素早く行います。
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5. 金属探知機
真空パックした商品を2台の金属探知機に通します。器材の破片や異物の混入など、万が一の事故を避けるため、全商品を異なる角度に設置した探知機で検査します。
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計量・梱包
十分にチェックした商品を、温度が上昇しないよう素早く計量し、梱包します。貼付ラベルの番号で商品の履歴を管理しているので、ここではトレーサビリティー対応の計量機を用います。
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7. 製品冷蔵庫
梱包を終えた商品は再び冷蔵庫で保管します。室温は常に0度を維持するよう24時間体制で管理されており、扉の開放などで温度が上昇するとアラームが鳴ります。
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8. 出荷
商品が外気に触れないよう、配送用トラックを冷蔵庫と直結した出荷プラットホームに直付けし、衛生的な状態で発送します。
徹底した衛生管理を行うことにより安全な商品づくりを実現しています。
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1. 長靴消毒ロッカー
施設内では指定の長靴を着用します。作業後の長靴はオゾン殺菌システムが付いた専用のロッカーに収納し、保管時にも雑菌除去を行っています。
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2. エアシャワー(施設入口)
部屋に入退室する際には、強力な風圧で身体についたホコリを除去するエアシャワー室を通過します。エアシャワー室のドアは自動制御されており、常に一方通行となっています。
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3. 長靴洗浄槽
施設外の雑菌が長靴を経由して施設内へ侵入することを防ぐため、洗浄液を満たした浴槽で長靴の底を消毒します。各室間に同様の設備を設けることで、わずかな雑菌も除去しています。
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4. 手洗い
すべての衛生管理の基本は手洗いです。ハンドソープでの一般的な洗浄だけでなく、アルコール消毒を行うことで手で触れる器具を通じた雑菌の移動も防ぎます。
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5. エアシャワー(加工場入口)
加工場へ入室する前に再びエアシャワーを浴びます。時間はかかりますが、着衣に付いたホコリを徹底的に取り除くため、念の入れ過ぎということはありません。
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6. 器具、着衣のオゾン殺菌
長靴と同様、包丁や着衣もオゾン殺菌機能をもつ保管庫へ収納します。加工場も、専門業者による徹底した清掃の後にフロア全体をオゾン殺菌しています。
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7. 温熱シャワー
作業が終了すると、長靴や前かけに付着した汚れを各自がシャワーとブラシで洗い流します。洗浄効果に加え殺菌効果を高めるため、シャワーからは熱湯が放出されています。
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8. 長靴洗浄機
施設から退出する際は、長靴を洗浄する専用のブラッシングマシンを通過します。作業場の汚れを室外へ持ち出さないことも、作業場を衛生的に保つ重要な対策となります。
トレーサビリティー
牛の“プロフィール”を確認することで
安心して牛肉を食べていただくことができます
2001年のBSE問題を経て、現在は国内で飼育されるすべての牛に個体識別番号が付けられています。番号ごとに識別された牛は、それぞれの出生からと畜、流通に至るまでのすべての情報が公開されており、品質に疑いのある牛肉を早期に発見できるようになっています。この「トレーサビリティーシステム」は、2003年6月の「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」の制定によって義務化され、小川グループは迅速に導入しました。「安全で美味しいお肉を食べる」という消費者の権利を守るため、小川グループは国産牛肉に関する情報を正しく公開し、高品質な牛肉を提供していきます。
トレーサビリティーシステムの導入によって、インターネットに接続できるパソコンを用いて、生産・流通業者のみならず、消費者による情報の確認も可能となっています。「独立行政法人家畜改良センター」のホームページにアクセスし、入力欄に個体識別番号を入力するだけで、出生や輸入の年月日、飼育施設の住所や飼育期間、と畜の年月日など、牛に関する多岐にわたる情報を確認することができます。個体識別番号は、スーパーなどで販売される牛肉のパッケージにも記されています。